起承転結って、作文でどう使うの?

起承転結と書かれたパズルが組み合わさっている
目次

そもそも起承転結って何?

起承転結はもともとは中国の絶句形式の漢詩で使われていた詩の構成です。絶句は5字から7字の漢字の単位を一句として、四句構成となります。その四句をそれぞれ起句、承句、転句、結句といいます。

起(第一句)・・・格調高くうたいおこす
承(第二句)・・・起句を受け、発展させる
転(第三句)・・・読み手の意表を突き、変化を入れる
結(第四句)・・・転句による結果を示し、締めくくる

現代私たちが使う文章では、物語の他、物事のいきさつ経緯を述べたり、説明するのに使われます。
それでは、起承転結で作文を書くにはどうすればよいのでしょうか。

起承転結で作文を書く方法

「起承転結」は、物語や文章の構成の基本的な要素であり、ストーリーを展開させる上で重要な役割を果たします。
以下に、起承転結で作文を書く方法を説明いたします。

文章の冒頭部分で、読者に何が起こるか、何について書こうとしているのかを明確に示します。文章のテーマや背景を説明する部分です。

例:「今日は友達と遊びに行った。」

起の後に続く部分で、文章の本題に入り、内容を展開していきます。この部分で、具体的な出来事や情報を提供し、読者に興味を持たせるような工夫をします。読者が興味を持ちそうな出来事を盛り込みます。

例:「公園で遊んでいたら、突然雨が降ってきた。」

文章の展開が変化し、新たな状況や出来事が起こる部分です。これによって、読者に新たな情報や驚きを与えることができます。状況が変わり、新たな場面に移動する部分です。

例:「雨が降ってきたので、友達と一緒にカフェに入った。」

文章の最後の部分で、転で起こった出来事や情報をまとめ、読者に印象に残るような結論を述べます。

例:「カフェで美味しいコーヒーを飲んで、雨がやむのを待った。友達と楽しい時間を過ごせたので、今日の出来事はとても良い思い出になった。」


以上が、起承転結で作文を書く基本的な方法です。この方法を使うことで、文章の構成が明確になり、読者に伝わりやすい文章を書くことができます。

進学塾CUBE長久手教室

進学塾CUBE概要
目次